ちょっとしたコツをつかんで
お弁当箱のイヤなニオイをなくしたい!
2019.04.04
学校でも会社でも、お弁当を持っていくとお昼が来るのが待ち遠しくなりませんか?そんな楽しいお弁当を詰めるお弁当箱ですから、汚れやニオイを残さずいつも清潔にしておきたいですね。
今回はお弁当箱をキレイに保つちょっとしたコツと、正しい洗い方をご紹介します。
-まずは形を考えましょう-
汚れを落としやすいお弁当箱の選び方
丸と四角、汚れがしっかり
落とせるのはどっち?
お弁当箱にはいろいろな形があり、その形によって洗いやすさや、汚れ落ちが異なります。「角のない丸いお弁当箱」と「四角いお弁当箱」の洗いやすさを比べるために、ナポリタンのソースがベッタリと付いたお弁当箱を、軽い力でサッと洗ってみました。下の写真がその結果です。「角のない丸いお弁当箱」は洗いやすいため、全体をなでるように洗っただけで簡単に汚れが落ちますが、「四角いお弁当箱」は四隅に汚れが残っています。洗いやすく、汚れの落としやすいのは丸いお弁当箱のようです。
色が付いている汚れの場合、このように洗い残しがすぐわかります。しかし色のない汚れの場合は残っていても気付かないかもしれません。
POINT
四角いお弁当箱は、お弁当箱の角にスポンジの角を合わせ、隅っこを狙ってていねいに洗いましょう。
フタを開けた瞬間のニオイの軽減法
その1
食べたらサッと水洗い
家に帰ってお弁当箱のフタを開けた瞬間、イヤなニオイがすることはありませんか?うっかり翌朝まで放置してしまったときは大変なことに…。下の図は、お弁当を食べたあと「食べ残しを入れたまま」「サッと水で流した場合」「すぐに洗剤で洗った場合」のニオイの違いを比べたものです。その差は一目瞭然。理想は、食べたらすぐに洗剤で洗うこと。すぐ洗えないときも、食べ残しを出してサッと水で流すだけでもニオイは軽減できます。
その2
スポンジの“面”に注意!
お弁当箱に多いプラスチック素材は、油が付きやすいという性質があります。ベタベタする油汚れを落とそうとして、スポンジの“かたい面”で洗っていませんか? プラスチック素材はやわらかいので、研磨粒子が練り込まれたかたい面で洗うと一度で傷だらけに! 傷には汚れが入り込みやすくなってしまうので、かたい面は使わないようにしましょう。
研磨粒子の練り込まれた面
- 拡大してみると…
- キレイに洗えているように見えても、マイクロスコープで拡大すると傷の中にこんなに汚れが…。またニオイも付きやすくなるようです。
イヤなニオイを残さない!
お弁当箱洗いのルール
- お弁当箱はできるだけ早く洗う
- すぐに洗剤で洗えない場合は食後にサッと水で流す
- スポンジはやわらかい面を使ってていねいに洗う
- 隅っこや溝は狙って洗う
- 洗剤でキレイに洗ったあとはフタを開けてよく乾かす
SUPERVISION
ライオン消費生活アドバイザー杉本 美穂さん
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
Lidea
くらしに役立つ生活情報を提供する「ライオン快適生活研究所」が中心となり、みなさんとともに、くらしとココロを彩るようなIdea(=知恵や情報)を共有していく生活情報メディアです。