ダニアレルギー対策にも効果的!
天気のいい日に枕を洗おう
2019.07.04
汗の季節、寝ている間に枕に汗はつくし汚れも気になりますよね。
でも枕カバーを洗っても枕は洗わない、という人も多いのではないでしょうか。しかし枕だって「素材によっては洗濯可能」。洗濯によってダニなどのアレルゲン除去にも効果を発揮します。
枕をダニの住み家にさせない!
ダニアレルギーの原因は?
皆さんは「ダニ」のことをどれくらい知っていますか?ダニは節足動物の一種で、クモの仲間に分類されます。家の中にいる代表的なダニは「チリダニ」といわれ、体長は約0.4mm。カビと同様、気温22〜28℃、湿度60℃以上の環境を好みます。実は、このチリダニの死骸や排泄物に含まれる特定のたんぱく質がアレルギーの原因(ダニアレルゲン)になるのです。
ダニアレルゲンを洗濯で除去
ダニのアレルゲンは、天日干ししたり叩いたりするだけでは効果的に落とせません。しかし水に溶けやすい性質があるので、水洗いすることで除去できます。今回はダニが気になる寝具類の中から、「枕」の上手な洗い方をご紹介します。
枕の上手な洗い方
洗濯の前に
- 洗濯表示を確認する まず裏面についている洗濯表示をチェックします。「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている場合は家庭で洗えますが、「洗濯おけに×」がついている場合は家庭で洗えません。
- 気になる汚れは前処理する 汚れが目立つところにはおしゃれ着用洗剤を直接塗布してから洗いましょう。
枕の表示に応じて洗う
POINT
素材にかかわらず、
枕は洗濯ネットに入れて洗濯します。
- ポリエステルわたや羽毛の場合 水に浮きやすいので、洗濯おけを使用したり、洗濯槽をおけ代わりにしてゆっくり押し洗いします。すすぎも「洗い」と同様に行い、干したあとは時々両側から軽く叩いて中のわたや羽毛をほぐします。
- 炭パイプの場合 炭パイプ素材の場合、柔軟剤で柔軟仕上げをすると炭の表面に柔軟成分が吸着して、脱臭効果などを低下させることがあります。柔軟剤の使用は避けましょう。
- パイプ・ポリエチレンの場合 洗濯中に枕のファスナーが開いて中のパイプが漏れ出すこともあるので、網目の細かい洗濯ネットに入れて(1)と同様に洗います。干したあとは時々振ったり向きを変えたりして、パイプの中空部分にたまった水を出します。
干し方
洗い終わって干す時には、そのままネットごとハンガーに吊るしましょう。この方法だと干しやすく、早く乾きます。
洗えない素材の場合
そばがらやウレタン素材など洗えないものは枕カバーをつけ、頻繁に枕カバーを洗濯しましょう。そばがらは天日干し、ウレタン素材は陰干しにします。
Lideaからのおすすめ!
やさしく洗って仕上がりきれい
縮み・色あせ・しわ・型くずれを防ぐ
衣類の鮮やかな色や淡い色合いを守り、シルエットをキープしながらやさしく洗います。また泡切れがよいため洗濯機の弱水流コースを利用すれば、すすぎは1回でOKです。
SUPERVISION
お洗濯マイスター大貫 和泉さん
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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