秋のひととき、ゆったり味わう
フルーツティーの作り方をご紹介

2018.09.20

朝も昼も過ごしやすく、夜さえ長く心地よい季節。お部屋で過ごす時間にゆったりと味わっていただきたいのがフルーツティーです。自分や家族のための一杯はもちろん、季節を感じるちょっと特別なお茶はおもてなしにもぴったり。

レモンティーやミルクティー、生姜の風味にレモンの香り。飲み方のバリエーションが豊富な紅茶の楽しみをさらに広げてくれるのが、みずみずしい季節の果物によるアレンジです。基本の材料は、生のフルーツとベーシックな紅茶。カットしたフルーツに熱い紅茶を注ぎ、じっくりと時間をかけてフルーツの味を紅茶に移していきます。今回はできるだけ気軽にお試しいただけるようティーバッグを利用したレシピをご用意しました。

おいしく淹れるコツ

  • POINT1 砂糖を足してほんのり甘く フルーツの甘い香りには、お茶の味も少し甘めのほうがよく合います。ハチミツだと紅茶の色が変わるのでグラニュー糖などがおすすめ。
  • POINT2 渋みの強くない紅茶をセレクト 紅茶とフルーツがお互いに引き立てあうために、ベースとなる紅茶にはセイロンティーなど渋みの強くないものが適しています。
  • POINT3 2種類の主役フルーツを決める 何種類ものフルーツを使うときは主役を決めて多めに入れ、その他のフルーツを少しずつ足して。そうすることで味にまとまりがでます。
  • POINT4 カップにもフルーツを入れて 紅茶と合わせるフルーツを少し取り分けておき、生のままティーカップに入れます。そこにフルーツの味を移した紅茶を注げば、見た目もぐっと美しく。

How to Make ARRANGE TEA

ポットフルーツティー

素敵な秋のおもてなし

フルーツの彩りを楽しみながら10分〜30分。時間とともに深まる香りと味をみんなで少しずつゆっくり楽しめます。長く待つ場合はウォーマーやティーコージー(ポットに被せる布製の保温袋)を使って。ガラス製ポットならおもてなしの席がいっそう華やかに。

材料2人分

りんご  
オレンジ  
+αのくだもの  
ティーバッグ 3個
熱湯 450cc
砂糖 ティースプーン2杯

作り方

旬のりんごと果汁たっぷりのオレンジに、数種類の市販のカットフルーツをプラス。砂糖を振りかけて室温でしばらくなじませたフルーツをポットに並べます。別のポットで紅茶を淹れ、それをフルーツを入れたポットに注げばできあがり。

ほっこりバナナミルクティー

秋の夜長に、またお子さまにも

ひとりでゆっくり本を読んだり、音楽を聴いたり。そんなときのお供にぴったりなアレンジです。簡単に作れて身体をしっかり温めてくれる一杯は、やさしい甘さがお子さまにも好評。バナナと紅茶という新鮮な組み合わせは、クセになりそうなおいしさです。

材料1人分

バナナ スライス 3枚
ティーバッグ 1個
牛乳 30cc
熱湯 150cc
砂糖 適宜
シナモンパウダー 適宜

作り方

バナナのスライスを電子レンジで軽く温め、温めたポットに入れます。そこにティーバッグを入れて100℃の熱湯を注いで2〜3分。カップに紅茶を注いで牛乳と砂糖、お好みでシナモンパウダーを加えます。

COLUMN

秋の夜長の大人アレンジ

りんごやぶどうを使った紅茶にブランデーやウイスキーをひと垂らし。秋らしい大人のアレンジティーができあがります。ぶどうには赤ワインもおすすめ。

インフルエンザの予防に!

紅茶に含まれる「紅茶ポリフェノール」は、インフルエンザの感染力を奪います。紅茶を飲んで秋冬のインフルエンザシーズンに備えましょう。

参考文献:日本紅茶協会「知ってましたか?紅茶がインフルエンザに強いって。」冊子

INTERVIEWEE

日本紅茶協会認定
シニアティーインストラクター
酒井裕子(さかいゆうこ)さん

オーストラリア、イギリス滞在中ティー文化に触れ帰国後紅茶の道に。現在紅茶教室「Tea at home」主宰、朝日カルチャーセンター講師など多彩に活動中。

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日本紅茶協会

昭和14年設立。紅茶に関する宣伝活動や啓蒙活動を行う日本で唯一の紅茶関連業者の団体。同協会が養成し認定した多くのティーインストラクターは、セミナーなど様々な事業により日本における紅茶の普及に尽力しています。

日本紅茶協会のHPはコチラ
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