春のお肌はデリケート
まいにちの「ゆらぎ肌」ケア

2020.02.20

日ごとに暖かくなってお出かけするのが楽しくなる春。しかしその一方で、春は寒暖差が激しく、風が強く吹いてホコリや花粉がたくさん飛ぶ季節でもあります。さらに新しい学校や職場、引っ越しなどによるストレスにさらされている人も多いでしょう。そんな気候や環境の変化は、肌にも影響を与えます。はっきりした肌トラブルではないものの、肌がかゆかったりカサカサしたり、なんとなく肌の調子が悪い…そんな症状のことを「ゆらぎ肌」といい、春先や秋口など季節の変わり目に多く起こります。
肌の調子が整わないと気分も下がって、せっかくの春の日々も台無しになりますよね。そこで今回は、家族みんなでできる「ゆらぎ肌ケア」をご紹介します。男性・女性・お子様それぞれの肌にあった正しいスキンケアはもちろん、ちょっとした生活習慣もポイントに。できることを少しずつ重ねて、肌はもちろん心のコンディションも上げて暮らしを楽しみましょう。

【女性・男性編】スキンケアのポイント

あなたの肌にはどんなスキンケアが有効でしょう?
タイプ別にケアのポイントをお教えします。

ゆらぎ肌 敏感肌タイプ 潤いレベル2

特徴
季節の変わり目やストレスで肌荒れしやすく、化粧品を変えると赤くなったりしみることもある。
ケアのポイント

ストレスや疲労が肌に影響しやすいので、十分な休息と睡眠を取りましょう。肌は保湿を心がけ、サンケアコスメを使って紫外線対策もしっかり行なうことで改善をはかりましょう。

さらに
男性
シェービング後、シェーバーの刃は清潔にし、きちんと乾燥させましょう。
女性
クレンジングで肌に負担がかからないようファンデーションの厚塗りは避けます。

ゆらぎ肌 混合肌タイプ 潤いレベル2

特徴
Tゾーンにはベタつきや毛穴のつまりがある反面、頬や目の周り、口元は乾燥やくすみが気になる。
ケアのポイント

洗顔はTゾーンから始め、頬、目元、最後に口元を。脂っぽい部分はしっかり、乾燥部分はソフトに洗います。化粧水の後には油分を含んだ乳液やクリームでケアしましょう。

さらに
男性
「高保湿タイプ」のスキンケアコスメでしっかり水分を補うことがポイント。
女性
メイクの崩れや黒ずみは「拭き取りタイプ」の化粧水で余分な皮脂を取り除いて。

ゆらぎ肌 乾燥肌タイプ 潤いレベル1

特徴
洗顔後すぐにスキンケアをしないと肌のつっぱりを感じる。粉を吹いたり、小じわやちりめんじわも。
ケアのポイント

洗顔の際はぬるま湯を使い、摩擦しないようやさしく洗いましょう。洗顔後はすぐに保湿力の高いセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などを含んだスキンケアコスメで保湿を。

さらに
男性
シェービングの後は必ず保湿。スキンケアはオールインワンのコスメでもOK。
女性
乾燥を防ぐため、ファンデーションはクリームまたはリキッドタイプを選んで。

【女性・男性・お子様編】肌をいたわる食生活

デリケートなゆらぎ肌を、身体の中からもケアしましょう。
必要な栄養素をしっかり摂り、肌の負担になる食べ物は
少しずつ減らしていくのが理想的です。

腸内を整える食物繊維
食物繊維による腸内環境の改善はゆらぎ肌ケアに欠かせません。ポイントは「海藻や納豆、キャベツなど水溶性食物繊維」と「さつまいも、ごぼうなどの不溶性食物繊維」を2:1の割合で摂ること。ヨーグルトなどの発酵食品も摂りましょう。
皮膚の健康を守るビタミンC
ビタミンCは皮膚の健康を守る代表的な栄養素。キウイ、グレープフルーツなどの果物や、ブロッコリー、ピーマンなどをぜひ。また紫外線が強くなる春先には、ビタミンC+皮膚を正常に保つ葉酸が豊富な菜の花もおすすめです。
ストレスをやわらげるカルシウム
自律神経の乱れは、肌の状態に大きく関わります。ストレスを和らげイライラを防ぐカルシウムを摂りましょう。牛乳やヨーグルトなどの乳製品、イワシや煮干しなどの小魚、小松菜やモロヘイヤ、春菊といった緑黄色野菜も◎。

なるべく避けたい5カテゴリーの食物

ナチュラルで身体に負担のかからない食生活をめざしましょう。まずは少しずつ以下のものを食べないよう心がけ、その代わりにフレッシュな野菜や果物を摂りましょう。新鮮な食べ物の美味しさに気づいていくと、自然に“避けたい食物”が欲しなくなっていきますよ。

  • 市販の揚げ物
    揚げ物は時間が経つと油が酸化し、肌荒れやトラブルのもとになります。
  • 白砂糖および
    白砂糖を使ったスイーツ
    白砂糖はからだを冷やし、血流を滞らせることで肌荒れにつながります。甘いものが食べたいときは、未精製の黒糖やキビ砂糖などを使ったものがおすすめ。
  • ファストフード、
    インスタント食品
    食物繊維やビタミン、ミネラルが不足して腸内環境を悪くするため、肌へのダメージを起こしやすいものです。
  • 甘い飲料
    コーラ、缶コーヒーといった甘い飲料には、大量の砂糖が入っています。からだを冷やすほか、砂糖が消化される際に、カルシウムを減らしてしまいます。カルシウムは新陳代謝を促し、肌細胞 にある保湿成分を活性化してくれる大事なものです。極力避けましょう。
  • ダイエット食品
    「1食置き換え」タイプのものや、低カロリーをうたったダイエット食品には、人工甘味料などの食品添加物がたくさん含まれているため、腸内環境を悪くさせます。

INTERVIEWEE

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ユウコさん

ウエルネス&ビューティーライター / ローフード・マイスター / アロマコーディネーター
生活の質、人生の質を上げる記事を各媒体にて執筆中。自著に「韓国美女の美容道52」「ハッピーラッキー美人の秘密2」「快体新書」などがある。個々の美容、メンタルの悩みに対応する「オーダーメイド・ビューティープラン作成サービス」「対面セッション」も好評。

ユウコさんのHPはコチラ
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