かんたんDIYでつくる
フラワーインテリアでお部屋に春を #1
2021.03.18
春の息吹を感じる草花は、お部屋の中にも自然の心地よさを運んでくれます。そんな草花を、ひと手間かけたDIYで素敵なインテリアアイテムに変身させてみませんか。
今回は基本的に百円ショップでも手に入る材料を使用し、シックな色調やナチュラルな雰囲気などそれぞれイメージの異なるアイテムを、2回に分けてご紹介します。どれも高度な技術は必要なく、とても簡単。男性でも女性でも楽しめます。
#1の今回は、ダイニングテーブルにちょうどいいサイズのウッディなフラワースタンドと、キッチンに飾りたい華やかなフラワーボウル、ササッと作れるウニの骨のオブジェの作り方をご紹介。#2では生花とフェイクフラワーを使った2種類のスワッグを作ります。
自分らしい草花インテリアで、一足早くお部屋に春を呼び込みましょう。
大きな花を置きにくいダイニングテーブルには、小ぶりのフラワースタンドで春を演出。落ち着いたアンティーク調の花器に明るいイエローのミモザが映え、可憐で大人らしいイメージに。
材料
- 引き出し用の取手(幅3cm×長さ11cm程度)
…1つ - 木製スタンド(直径7cm×高さ10cm程度)
…2つ
※ニトリの木製カトラリースタンドでも代用可能です
道具
- 糸鋸
- キリ
- 木工用ボンド
- ネジ
- 水性ステイン
- 刷毛
- 耐水性の容器
How to Make
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ひとつの木製スタンドの底面を、糸鋸を使って切り落として筒状にする。
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ふたつの木製スタンドを並べ、側面にハンドルのネジ穴位置の印をつける。キリで印を付けた部分に穴を開ける。
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下側の木製スタンドに取手をネジで取り付ける。
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下部の木製スタンドの開口部に木工用ボンドを塗る。内側からネジを通し、上部の木製スタンドに取手を取り付ける。
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刷毛で水性ステインを塗ってアンティークのような古びた風合いをプラスする。
※写真は「ターナー色彩 オールドウッドワックス ウォーターベースコート(チーク)」を使用 -
木製スタンドの内側に耐水性の容器を入れ、水を入れて完成。
キッチンに花を飾って、ウキウキしながらお料理しましょう。見慣れたグラタン皿やガラスの器を花器として使います。お好みの器をフラワーボウルにすれば、さらに自分らしいインテリアに。
材料
- お好きな草花(花や枝、実など)
- グラタン皿などの深さがあるお好みの器
- フローラルフォーム
花材の参考
- ユーカリ・ミモザ・スイートピー・シンビジウム・アネモネ
- ユーカリ・ビオラ・ムスカリ・モクビャッコウ
- あじさい・コデマリ
道具
- カッターナイフ
- はさみ
- 水を張る容器
How to Make
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器より一回り小さいサイズにフローラルフォームをカッターナイフでカットする。
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水を張った容器にフローラルフォームを入れる(無理に手で押し込めない)。たっぷり吸水して容器の底に沈むまで一時間ほど待つ。
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吸水させたフローラルフォームを器の中にセットする。
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花材の茎(枝)部分を、はさみでカットして花軸を短くする。
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花房の大きなものをフローラルフォームの中央に差し込む。
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さらに小さな花房で隙間や脇を固めていく。
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最後に、枝ものや実ものをところどころに差して全体に動きを出せば完成。
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ガラスの器を使うときはフローラルフォームのまわりをシーグラスで目隠ししましょう。
ウニの骨に粘土を詰めてミモザを差し込むだけで、テーブルやタンスの上などどこにでも置ける春らしいオブジェに。
ウニの骨以外にも、好きな柄のテープが少しだけ残った状態のマスキングテープの芯など、粘土が詰められるものなら何でも代用できます。
材料
- ミモザ
- ウニの骨
- ねんど
※ここではダイソーの石粉ねんどを使用していますが、
どんなねんどでも作れます。
How to Make
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ウニの骨の中にねんどを詰める。無理に押し込むと骨が割れてしまうので少量ずつ詰めていく。
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ねんどが固まる前にミモザの枝を表面の穴に差し込む。
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枝の長さを変えて高低をつけ、動きのある表情に整える。水を与えず置いておくと、1〜2週間でドライフラワーに。くすんだイエローも美しく、その後1年くらいそのまま楽しめます。
INTERVIEWEE
ターナーDIYアンバサダー柳 美菜子さん
家具から雑貨まで全てを手作りし、自分スタイルのナチュラル賃貸マンションライフを楽しんでいます。 著書に『かんたんDIYでつくるおもてなしインテリア』『ちいさなブロカント雑貨のつくりかた』など。
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