かもめ食堂見るとおにぎりが食べたくなる、
ほっこり映画の名作です

2018.12.20

相手を思いやる素朴な心が
ひとをつなぎ、温める

フィンランドのヘルシンキで日本食の「かもめ食堂」を営むサチエは、本屋で出会ったミドリを食堂のスタッフとして迎え入れる。閑古鳥が鳴く食堂を心配するミドリに、「毎日まじめにやっていれば、いつかお客さんは来る…」と伝えるサチエ。日本かぶれの青年や悩みを抱えるフィンランド人、空港で荷物が出て来ず困っている日本人など、個性的なお客さんが店に集まり、サチエたちの心がこもった料理で心を癒されていく。そしてとうとう、サチエの夢であった「かもめ食堂」満席の日が。
群ようこが書き下ろした小説を、オールフィンランドロケで現地のスタッフや役者も参加して作り上げた日本とフィンランドのコラボ映画。フードスタイリストの飯島奈美さんが手がけたシナモンロールをはじめとする数々の料理シーンは美味しそうな画像とともに匂いまで伝わるよう。シンプルでも愛情のこもった料理はそれだけでご馳走。飾らぬ日々の生活を淡々と続けていくことにこそ「おもてなし」精神が詰まっている。そのことに気づかせてくれる、ゆったりとした空気が流れる独特の世界観が魅力。

INFORMATION

photo

かもめ食堂

Blu-ray&DVD発売中
Blu-ray:5,800円(税抜)
DVD:4,800円(税抜)
発売元:バップ
©かもめ商会

icon icon

Back Number

Category

feature

recipe

column

Go.Ro.Ne. TIME

present